農業理念

農業理念

 

中藪農園では、土壌診断に基づき化学肥料を最小限に抑え有機肥料を中心とした施肥設計を行い、バランスの良い土作りに取り組み、高い生産性を保ちつつ環境に優しく安全で高品質な農作物を育んでいます。

 

土づくり
すべての農作物は土に含まれる養分によって育ちます。ですから土の質を高めることは、農作物の育成を促すだけでなく、おいしさを高める事にとっても重要なことなのです。更に、化学肥料を減らし農作業行程の効率を高めることができるため、環境に優しく安心で安全な農作物を作ることにつながります。病害虫が減ることにより化学肥料の使用を更に減らすことができます。そのためトラクターなど農業機械の稼働率も減り作業効率が上がるため、環境にも優しい農業経営ができるのです。

 

 

輪作
同じ農地で同じ作物を作り続けると土地が痩せてしまいます。なぜかというと、土壌から吸収する必要な養分が同じものばかり減ってしまうからなのです。こうなると土のミネラルバランスを取ることがとても難しくなってしまいます。ですから、病原菌も増加してしまい病気が発生しやすく品質が落ちてしまいます。そこで、毎年違う農作物を作ることによって、特定の農作物に対する病原菌の発生を抑えるのです。ジャガイモの病原菌は小麦には無害だったりするため、5年という年月をかけ輪作することで有害な病原菌を減らし土壌の治癒能力を高めるのです。

 

 

土壌診断土壌診断は、農作物を作る上で大変重要です。土壌のミネラルバランスが崩れてしまうと、農作物は病気にかかりやすくなります。また、うまさの基準となるデンプン価などが減ってしまうなど味も落ちてしまうのです。土壌の酸性度や性質をしっかりチェックすることや、カリウム・マグネシウム・カルシウムなどの養分が適切なバランスに保たれているかを調べることが、おいしい農作物を作るコツなのです。

 

 

施肥設計輪作は土の治癒力を高めますし、緑肥や有機肥料(たい肥)は土壌に酵素や養分をもたらしてくれます。しかし、土壌診断をしてみるとミネラルバランスは完全とはいえません。そこで、施肥設計をします。土壌診断から得られたデータを分析し、ミネラルバランスを取るために必要な成分を解析し、有機では不足していた養分を化学肥料を使って適量補うのです。これによって、化学肥料の使用は必要最小限に抑えられ、安心で安全な健康でおいしい農作物作りが実現されるのです。

 

 

黄金比率施肥設計の基本姿勢は、自然に優しく高品質な農作物を作ることです。環境を大切にし、安心できる安全でおいしい製品作りです。そのために有機を最大限に有効利用し、不足している養分を最小限の化学肥料で補い、ミネラルバランスを適正に保ちます。それが、健康で環境に負荷をかけない土作りなのです。土壌にどのようなミネラルや要素が含まれ、その成分数値がどの程度の割合になればよいかなどについては、土壌や品種、育成状況などの知識や研究が必要になりますが、気象なども考慮する必要があり、知識に加えて経験も大切なポイントになってきます。

 

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